ダイエットを始めた理由

ジムに入会したのは2007年8月13日である(ブログに書いていたおかげで正確にわかる)。

理由について書いていないのでここで記しておくと、この頃、慢性の腰痛とひどい肩凝りに悩まされていた。デスクワークが多く自宅でのブログ書きなども含めてパソコンに向かっている時間が長いのが原因だろうが、これは変えるわけにはいかない。一時期整体に通ったりもしたが、改善の兆しが見られないまま時間とお金ばかりがかかるため、やめてしまっていた。

以前は夏休みには(時には冬休みも)泳げるところに旅行に行っていて、4〜6日の旅行期間中毎日数時間も泳いでいたが、旅行から帰ってくると嘘のように腰痛と肩凝りが消えていた。それで、やはり運動不足が問題なのだろうと、ジム通いを決めたのである。

この時、ダイエットのことも考えていなかったわけではない。が、ダイエットといえば世間では怪しげな方法が喧伝されたりしているが、身体を動かして健康的に汗をかくのが大切、と思っていたので、ダイエットそのものはあまり気にしていなかった。

ジムの方は、続いたり続かなかったりだったが、それでもある程度継続するようになってからは現在に到るまで、腰痛で悩まされることはなくなったし、汗びっしょりになって、シャワーを浴びて帰ってくるというのは、それ自体が気持ちの良いことでもあった。そういう意味で大きな成果はあったといえるが、身体を動かせばお腹が空く。それでお腹一杯に食べるのは、それ自体幸福なことではあるが、それでは痩せない。

そんなわけで、じわりじわりお腹のまわりに肉がついてきているのを認めざるを得なかったけれど、年齢とともにある程度は下腹部が膨らんでくるのは致し方ない、周囲を見回すともっと恰幅のよい人はたくさんいるが、彼らに比べれははるかにマシ、などと思って気に留めないでいた。

昨年の冬、前年まで来ていた冬物のスーツを着ようとした時、すべて窮屈でこの冬も着るのは無理であるとわかった時は軽いショックを受けたが、いずれももう何年も着続けていたもので、生地が薄くなっていたり、端がほつれてきていたりと、どのみちそろそろ寿命ではあったので、致し方ないだろうと納得した。ただ、2着も新調せざるを得なかったのは金銭的には痛かった。

今年の夏を迎えた時に、昨年まで来ていた夏物のスーツが一着を除いてどれも窮屈で着ることができないとわかった時は愕然とした。また一着新調せざるを得ず、金銭的にももちろん痛かったのであるが、昨年新しく作ったスーツまでが苦しく感じられた時はショックだった。さすがに着られないということはなく、今年もずっと着続けた(だから新調は一着で済んだ)ものの、ようやく「これはちょっと真剣にダイエットを考えないとマズイかな?」という気になったのである。

体重計は、時々乗っていたけれど、乗るたびに前回とあまり変わらないため、危機意識がなかった。改めて過去の数字と比較してみると、6年前と比べて7kgも増えており、一年前と比べても3kgほど増えていた。これはいかん、と思った。
(2013/09/08 記)

過去記事